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アサインと進捗を分けて管理する - 2つのボードという設計

一枚のカードを、2つのボードで

Section titled “一枚のカードを、2つのボードで”

カンバン方式でタスクを管理するのが好きです。タスクをカードで表現し、まるで付箋を移動するように、リスト間でカードを動かしてステータスを表現する。このシンプルな仕組みに魅力を感じていました。

ただ、使っていて気になることがありました。タスクをアサインするときと、進捗を管理するときで、見たいボードが違うのです。

アサインするときは、メンバーをリストにしてカードを割り当てたい。進捗を管理するときは、リストをステータスにしてカードを移動したい。けれどボードが一つしかないので、どちらかを選ぶ必要がありました。

そこで、pitboardでは一枚のカードを2つのボードで表現することにしました。アサインと進捗管理、それぞれ最適化されたボードがある。そして、 カードは一元化されているので、情報の二重管理は発生しません。

一枚のカードを、2つのボードで表現する。これが pitboardのマルチボードという発想 です。

カンバンを使うもう一つのメリット

Section titled “カンバンを使うもう一つのメリット”

カンバン方式には「わかりやすさ」だけでなく、もう一つ重要なメリットがあります。それは、リスト内での「並び順」を使って「優先度」を表現できることです。

メンバーにアサインするとき、そのメンバーのリスト内の「上にあるタスクほど優先度が高い」というシンプルなルールを設けることで、メンバーは「次に何を消化すればよいか」がひと目でわかります。

さらに、差し込みでタスクが生じた場合も、カンバン上にカードを文字通り「差し込む」だけで優先順位の調整ができます。ドラッグ&ドロップで直感的に、瞬時に計画を変更できるのです。

ガントチャートのようにきっちりと計画を表現してしまうと、差し込みがあった際に他のタスクとの関連も再調整が必要になります。しかし、カンバン方式はこの問題も解決できます。

これこそが、pitboardが「継続的改善フェーズ」を対象にしたタスク管理ツールである理由の一つです。プロジェクト型の開発では計画通りに進めることが重要ですが、継続的改善フェーズでは「変化への柔軟な対応」こそが価値になります。

2つのボードがあるタスク管理ツールは、あまり見かけない試みです。最初は「複雑になるのでは?」という不安もありました。

試行錯誤を重ねながら開発し、実際にチームのメンバーに使ってもらいました。

メンバーからは「マイタスク(自分に割り当てられたタスクの進捗をカンバンで表現するボード)がシンプルでわかりやすい」というフィードバックをもらいました。

マネージャーとしても、タスクを割り当てるときに各メンバーの負荷状態を把握しやすくなりました。差し込みタスクの計画変更も以前より楽になったと感じています。

マルチボードという概念は、まだ始まったばかりです。

実際にユーザーの皆さんに使っていただく中で、想像していなかった使い方や、新しい価値を発見していただけることもあるでしょう。

マルチボードは単なる機能ではなく、「異なる視点を両立させる」という思想です。この思想が、小さなチームの助けになればと願っています。


もしあなたのチームでもタスク管理に課題を感じているなら、ぜひpitboardを試してみてください。